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金曜日, 3月 22, 2019
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ビジネスに人間性を取り入れる ーCOACCEL The Human Acceleratorー

ビジネスに人間性を取り入れる ーCOACCEL The Human Acceleratorー 近年女性の起業家が増えている中、女性の活躍をサポートする会社の需要が高まっています。ビジネスが成功するためには、コーチも大切な存在です。 今回はコーチングを通して女性の起業家をサポートしている、COACCEL The Human AcceleratorのCam Kashani氏に話をお伺いしました。   まずは自己紹介と会社の紹介をお願いします。 ーCOACCEL The Human Acceleratorの創立者のCam Kashaniです。私たちは主に女性の創立者に1対1でコーチングをしています。主な内容はコネの作り方とビジネスとマーケティングの戦略について指導をしており、事業開始から1年ほど経ちました。素晴らしいことをやっている人がたくさんいるので、とてもやりがいがある楽しい仕事です。 私の他にビジネスパートナーのジャズミンが、一緒に運営してくれています。彼女は世界的に認められているコーチで、億万長者や議員、そして世界的にも有名なブランドとも仕事しています。一緒に仕事する前、彼女は3年間私のコーチでした。彼女とは2013年ごろに共通の知人を通して出会いました。当時私は離婚前だったので、かなり重要な時期にいました。彼女は私にとってとても大切な存在で、彼女の励ましのおかげで早く立ち直ることができました。その時に縁の強さを感じて、私たちは一緒に仕事することを決めました。     今までに3回起業していますが、他にどのような会社を起業したか教えてください。 ー最初の会社はMedMinisterという医療技術のスタートアップでしたが、それは大失敗しました。しかし、MedMinisterの失敗が、次の会社の創立につながりました。 2つ目の会社はCoLoftという、ロサンゼルスで初めてのコワーキングスペース(co-working space)でした。Uber,InstaCart,Zip Recruiter,FullScreen、Tinderなど1800社以上がそこから巣立ちました。現在のシリコンビーチのIT業界を生み出したと言っても過言ではないです。私たちが始めた頃は、シリコンビーチが”スタートアップの聖地”という概念がまだなく、IT業界も進出していませんでした。そのため、私はシリコンビーチの母と呼ばれています。   COACCEL以外に何やっているか教えてください。 ーテロを防止するために中東での企業を推進するアメリカの国務省が実践しているプログラムと関わっています。そのプログラムの関係でクウェートとバーレーンに行き、2回とも成功しました。とてもやりがいのある仕事です。海外の大使館に呼ばれた時に、スケジュールに空きがあれば行きます。 そのほかに、Bixel Exchangeでアドバイザーもやっています。カリフォルニア州が資金を提供しているプログラムで、ロサンゼルスの起業家にアドバイスをしているプログラムです。   どのような困難がありましたか?また、その解決方法を教えてください。 ー最初の会社MedMinisterが失敗したのは、大変な出来事でした。2年間もの時間と自分の資金20万ドルを使ったにも関わらず、お客さんは3人しかいませんでした。その後、精神的に参ってしまい、しばらく途方に暮れた覚えがあります。当時は2008年のグレート・リセッションで景気が非常に悪くて、起業する以外に選択肢はありませんでした。CoLoftを起業することができたので、景気が悪かったのはありがたいことだったかもしれません。 その後CoLoftで4年間勤めましたが、ビジネスパートナーが元旦那だったので離婚届を提出したら解雇されました。 一晩でシングルマザーになり、収入もアイデンティティーもなくなりました。そのときは、精根尽き果てた状態でしたが、ありがたいことに現在のビジネスパートナーのジャズミンと出会いました。彼女は本当に助けてくれました。それでも元に戻るまでには時間がかかりましたが、この大変な時期があったからこそ、現在の会社のコンセプトを発案することができました。 なぜなら、他の会社は人ではなく商品に興味を置いていることに気づいたからです。そのため起業家は、商品に愛着が湧いてしまうので商品が失敗だと見なされたら、起業家自身も失敗だと見なされます。でも、それは事実ではありません。私の辛い時期はこのことを教えてくれました。今の会社を通して、起業家が素晴らしい存在ということを伝えることができ、嬉しく思います。   Kashaniさんにはメンターがいますか? ーはい、2年間ほど一緒に仕事しているビジネスコーチがいます。私自身もコーチですが、コーチを雇うことを勧めます。新しい視線から物を見ることができて、自分のポテンシャルを信じてくれるのでコーチはいいと思います。そして、私のビジネスパートナーのジャズミンも私にとっては大切なメンターです。   シリコンビーチのどのようなところにポテンシャルを感じましたか? ーロサンゼルスにはカリフォルニア州立理工大学ポモナ校というたくさんの素晴らしいエンジニアを輩出する学校があるのに、卒業生はほとんどサンフランシスコに引っ越してしまいます。成功するための要素があるにも関わらず、誰も行動を起こしていませんでした。 前の会社が倒産した時に、他の起業家たちの近くにいたいと言う気持ちがありました。起業家は違う考えを持っていて、一緒にいるときのエネルギーは素晴らしいです。会社のアイデアはそこから生まれました。 それを始めたら、シリコンビーチのハブになりましたが、ロサンゼルスの企業は2014年まで投資してもらえませんでした。それまではサンフランシスコやシリコンバレーの企業には投資されていましたが、ようやく2014年頃にはロスでも面白いことをやっていると認めてもらい始めて、それから投資してもらえるようになりました。そのおかげでシリコンビーチの面白いニッチが確立されました。メデイア、エンタメ、医療ITなど、ここにはたくさんの面白い会社があります。   もし日本人の起業家や創立者がシリコンビーチで起業したいなら何をしたらいいですか? すぐ人と話ししたいならコワーキングスペース(co-working space) に行くことをすすめます。それ以外には、wearelatech.comといういいWebサイトがあります。イベントのカレンダーもあるのでそれを見ると役に立つと思います。IT系やプログラミングのミートアップもたくさんあります。   将来のビジネス計画を教えてください。 ー私はビジネスに人間性を加えたいです。最近ビジネスに関わっている人はロボットのようになっていると思います。私が政府と会社で働いた経験上、ビジネスに人間性を加えると人もハッピーですし、お金も増えて、世界もよくなります。そのため、私はビジネスに人間性を加えることを目標にしています。今COACCELがやっている仕事はリーダーと一緒に仕事しています。様々な段階にいるスタートアップの創立者の女性はたくさんの人を指導していて、人間性を加えているので素晴らしいです。そして、これをさらに大きなスケールでどのように実現するかまだわかりませんが、今のところは1日ずつやっていっています。 倒産や失敗はネガティブに考えることが多いかもしれません。しかし、Cam Kashani氏は失敗を活かして成功している方です。彼女が女性を勇気付ける存在になっていることには間違いありません。失敗を恐れずに、自分の信じていることに挑戦する大切さを教えてくれるCOACCEL The Human Acceleratorの今後の活躍に期待したいです。