世界中のネイティブスピーカーがあなたの語学学習を添削 –Lang-8-

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オンライン英会話学習というと、ビデオチャットツールなどを使用して、遠隔で英会話スクールに通うようなイメージが浮かぶだろう。しかし、Lang-8は、特定の先生の代わりに、いつでもどこでも世界各地のネイティブスピーカーが語学の疑問に答えてくれる画期的な語学学習サービスだ。 今回はこのWebサービスLang-8と語学学習プラットフォームHiNativeを企画運営する株式会社Lang-8のCEO ・喜洋洋氏にお話を伺った。

 

 -Lang -8のサービスについて教えてください。

HiNativeというランゲージエクスチェンジプラットフォームのサービスを行っています。このサービスは、こちらで教える人を雇っているわけではなく、ユーザーがお互いに自分の母語を教えあう、例えば英語に関する質問をすると、英語を母語とする方がその質問に答えてくれる。逆に彼らが日本語に関しての質問がある場合、お返しにこちらが日本語に関する質問に答えてあげる、というものです。現在120言語ぐらい対応しており、日本はもとよりグローバルに成功させることを目指しています。初めて2年くらいたちますが、当初6万人だった登録ユーザーが現在38万人くらいになり、そのうち7割が外国人ですので、中国語→英語のような全く日本語以外のエクスチェンジもたくさん行われています。

-喜さんのバックグラウンド、このサービスのきっかけを教えてください。

私は中国で生まれ、4歳の時日本に来て以来、現在までずっと日本に住んでいます。中国語のレベルアップのために、大学時代に1年間休学し、上海に留学をしました。そしてその時、学校以外の場の語学学習として中国の友達に中国語を教わり、私が日本語を教えてあげるというランゲージエクスチェンジをしていました。それが今のサービスのアイディアの基になっています。 その後、大学を卒業し、2007年に”Lang-8”の前身となる”Langate”というWebサービスで起業し、2年前にアプリを開始し、現在のHiNative、Lang-8のサービスを開始しました。

-既存のサービス、競合との差別化のポイントは何ですか?

皆さんがイメージするインターネット語学学習はSkype英会話のようなものだと思いますが、それとはまったく違っており、まず英語に限らず120言語がある、ということ。そして無料で使えるということ。語学学習者にとって、自分の言ったり、書いたりした言葉が、実際ネイティブスピーカーにとって自然なのかどうか、ということを確認する機会はほとんどないと思うんです。メジャーな言語以外だとなおさら、友達を作ったり、知り合いを見つけることも難しく、ちょっとした疑問でもなかなか解決できない場合が多くなります。そこをユーザー同志の力を有効活用し、お互いの語学の疑問を助け合って解決できるということがLang-8の特長です。

-海外への事業展開や今後の展開はどのように考えていますか?

最初から日本語、英語等決められた言語に特化しようという思いはなく、インターネットの特性を利用し、世界中で運用できるサービスを想定していました。 3ヵ月前に資金調達をし、段々サービスの伸ばし方もわかってきたので、今後は人を採用し2年後には1000万ユーザーを目標にしていこうと思っています。いろいろな国のユーザーをバランス良く1000万人というのはとても難しいと思いますが、最終的には1億人ユーザーを目指し、世界中で使われるようなサービスにしていきたいです。
他に、最近始めたビジネス専用のサービスもHiNative内にあり、今後そちらにも力をいれたいと思っています。

-過去に投資は受けていますか?また今後、どのような投資家・企業と繋がりたいですか?

3ヵ月前は、イーストベンチャーズ、京都大学のファンド、エンジェル投資家から投資を受けました。今回、Zyngaの元ファウンダー・Justin Waldronさんが日本でのエンジェル投資第一号として弊社に投資してくださいました。そのような繋がりもあり、次回は可能であればアメリカで資金調達をしたいなと思っています。

-一日のスケジュールを教えてください。

毎日バラバラなんですが、最近は20代の頃と比べて働ける時間が短くなったな、と感じています。起床時間も日々全くい違ってて、10時に起きる日もあれば、朝のミーティングのために9時頃起きる日もあります。開発等も含め、全部の業務に携わっているので、大体仕事してることが多いかな。自宅と事務所が徒歩3分くらいなので、職場と家の往復です。寝てるか、仕事してるか、ジム行ってるかのどれかですね。

-よく使う携帯アプリがあれば教えてください。

最近だと”UberEats”ですね。Uberが始めたフードデリバリーサービスなのですが、通常のデリバリーだと1時間以上かかったり、最低オーダー金額が決まっていたりしますが、これは500円から10分~15分くらいで届けてくれます。このアプリを入れてから、他のフードデリバリーサービスは使わなくなりました。 10月くらいから日本でサービスが始まったので、今後どんどん拡大していくと思います。

-お気に入りのハングアウト場所はどこですか?

自宅・職場から徒歩3分くらいにある24時間オープンのジムに行っています。基本的に移動に時間を使わないように生活しているので、買い物、デリバリーもネットで済ませてしまいます。ほとんどこのエリアからでることはありませんね。

-影響をうけた人物を教えてください。

一番初めに起業のきっかけになったのが”ドリコム”という会社の社長さんでした。当時私の大学での講演を聞いて、「ITって面白そうだな」「起業って道があるんだな」と思ったのが強い印象となって残っており、今となっては彼の影響で起業に至ったと感じています。

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実際にLang-8の登録ユーザーは、母国語が英語、日本語はもちろん中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・スゥエーデン語さらにはズールー語、マラーティー語など聞きなれないものまで、本当に世界各地の言語にあふれている。内容についても数十ページに渡る文章の添削依頼から、「この単語はなんていうの?」というカジュアルなものまで、世界各国のネイティブスピーカーが自分の得意分野で添削・回答しあっている。また、日本語を勉強している方も予想以上にたくさんおり、教師のスキルがなくても、日常会話として私達が教えてあげられる質問もたくさん来ていた。 これからオリンピックを控え、真の意味でのグローバル化が求められる中で、まだまだ外国人にとっては言葉の面で不便が多いと感じる日本だが、このような個人レベルの小さなコミュニケーションが大きな力になっていく可能性を感じた。

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